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百合物件

純水アドレッセンス

 
純水アドレッセンス (IDコミックス 百合姫コミックス)純水アドレッセンス (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2009/01/17)
かずまこを

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 形骸化された百合というギミックに頼らず、人間と人間の感情のぶつかり合いが丁寧に書かれていますね。そこへ女同士であり、教師と生徒という障害をエッセンスとして織り込んでいます。

 気持ちの表現をダイアローグとモノローグの対比で進行させているのですが、それが非常に上手く機能しています。正直、上手すぎて登場人物の性別をそっくり入れ替えてしまっても、なんなく成り立ってしまうレベルです。

 作者さんが、BL出身のようなことを巻末に書かれていましたが、同姓同士であることの障害や気持ちのすれ違いを表現することに、手馴れているのかもしれませんね。

 同姓同士の恋愛で大きな問題の一つであろう「家族に説明できるのか?」等と言った決定的な台詞があったりするのですが、それすらも嫌味ではなく、また変に劇画化していない為に、爽やかさすら感じます。

 実は、大人と子供という立場の違いを、かなりの部分を割いて表現しているのですが、それがポイントになっているのかもしれませんね。 「同級生」から見た「ななお」と「松本」から見た「ななお」の違いも、非常に変化があって面白い部分です。

 こういった、ポジティブで障害を乗り越える強い意志を持った若者には、普遍性があります。
 希望を失わず、物事と対峙できる精神は美しく、いつの時代でも受け入れられるものです。

 それを臭いと感じさせるか、感動と捉えさせるかは、個人の好みもあります。けれど製作者側の技量が試される部分でもあります。
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志村貴子

青い花

 
青い花 1巻 (F×COMICS)青い花 1巻 (F×COMICS)
(2005/12/15)
志村 貴子

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 2009年7月現在で4巻まで刊行。続刊。

 とうとう、この作品について書くことになってしまいました。テレビアニメも放送されていますし。タイムリーなのかもしれません。

 この方は、ミュージシャンズミュージシャンというか、音楽家が好きな音楽みたいに、同業者が好きになるタイプの作品を書きますよね。
 私は、元々好きな作家さんではあったのですが…。 
 「どうにかなる日々」で見せた女×女サイドの作品が素晴らしかったので、百合専門で書いてくれると嬉しいなと思っていたのですが、それがまさかの現実となるとは…。そして、期待していた通りの内容…。
 はっきり言って、現状の百合ジャンルの中では断トツです。あらゆる面で最高だと思います。

 「万城目ふみ」というキャラクターに関して、過剰に反応される方が多々いるようですが、百合というジャンルで考えると別段珍しいキャラクターではありません。
 彼女が、欲望に忠実なだけなのか、流されるだけの脆い人間なのか、それは読めば理解できることです。
 現在、四話目まで放送されているアニメでは、やたらとか弱い部分ばかり抽出されていますが、本来の彼女は自分の弱点を知り、尚且つ改善させたいという意思を持っています。
 アニメは心の中の冗舌な毒舌がカットされたりしていますし、漫画ならではの顔の表情もありませんから、弱い部分だけを感じてしまっても仕方がありませんけどね。

 ただ、作者さんが語っているとおり「ふみちゃん」は、ずっと「あーちゃん」が好きなんです。
 印象としては気の多い子に見られがちですけれど。意外と一途なんですね。
 いろいろ誤解を受けやすい部分も含めて、キャラクターとして捉えると、こんなに可愛い子もいないと思うのですが…。

 「青い花」は心理描写というか、キャラクターの動きが自然すぎる為に、リアル路線のような印象を抱く方が多いようです。
 けれど、この話しは、やはりどこまでいってもファンタジーなんですよね。例えば、学校の設定一つとってもそうだと思います。これは作者が「自分の行っていた女子高とは正反対のものを目指した」という言葉からもわかります。
 そういった部分を差し引いていないと「万城目ふみ」というキャラクターに、やたら過敏になってしまうのではないかなと思ったりしました。

 ちなみに、最初の設定では「ふみちゃん」と「あーちゃん」がまるっきり入れ替わっていたそうです。
 一巻の一番最初の扉絵のところで、二人が見開きで両側に並んでいる絵がありますが、あの絵って表情が逆っぽいんですよね。
 「あーちゃん」が困ったような、自信ない感じに対して「ふみちゃん」はキリリとして前を見据えている印象です。
 実は、あれって意外とお互いの心境が細かく表現されていたのかなと。
 最初見たときは、そんなこと全く思わなかったですが…。

 百合ジャンル好きの方は必須ということでお願いいたします。

袴田 めら

最後の制服

最後の制服 1 (1)最後の制服 1 (1)
(2005/06/27)
袴田 めら

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 全三巻完結。

 短編形式で進む前半は本当に素晴らしく、三巻に入ったところで急に失速して消え入るように終わっていく。という印象を抱いた方が少なくないかもしれません。

 実際、二巻までは様々なキャラクターの表情や動きが生き生きとしていて、ダイナミックに動き回っているような気がします。

 しかし、三巻の中盤あたりから、共感できそうもないモノローグが続いたりします。
 その時になって気がつくことでしょう。

 「ああ、この子達はなんてバカなんだろう」「なんて性格が悪いのかしら」と。

 大抵の場合、性格の良い悪いの判断というのは、単に自らの中にある価値観に当て嵌めるだけの作業でしかありません。希薄なままでいいというのならば、一緒にいて気分が悪くならなければ、それで十分というレベルでしょう。
 けれども、誰かと一緒にいるということは、それだけではすまなくなってくるのです。

 袴田作品に多く出てくる「性格の悪い」や「思考が浅はかな」な女の子というのは、逆に非常に現実的なんですよね。
 意図的に作り出された、性悪な人間とは違う現実感を持っているのです。
 なぜなら正確には「性格が悪い」というよりも「未熟」なだけだからです。

 「私、この子にしようかな、寄りかかって、好きになってもらって」なんて、とんでもない台詞ですよね。こんなバカな思考を持つ人間なんて、そうそういるものじゃありません。成熟しきっていない子供でもない限り…。
 でも、考えてみてください、思慮に乏しくて当たり前なんです。制服を着た子供達なのですから。

 相手の都合や気持ちも考えずに、こんなこと考えてしまうのは若者の特権ではないでしょうか。
 立ち位置が自分本位で、物差しが狭いのは、単純に経験がないからにすぎません。そんなものは社会に出れば嫌でも経験できることですから。

 けれど、それは後になって言えることなのです。
 彼女達は、その瞬間を必死で思考しているはずなんですよね。だからこそ、自分本位であり相手の迷惑になろうとも、突き進んでしまうのです。
 そういった感情を、私達は忘れてしまっているだけなんですね。

 キャラクターの気持ちを最後まで書ききれなかったのか? と問われると、私はそうではないと言いたいところです。
 
 彼女達は「未熟」ではあっても、絶対に「悪人」ではないのだから。
 彼女達には、まだまだ先があるのだから…。未来があるのだから…と。

 そして「紅子と藍」側からだけではなく、もう一度「紡と楓子」側からも物語を追ってみてください。特に、後半影の薄くなってしまった「楓子」の気持ちは置き去りされがちですが、印象が変わってくるかもしれません。
 袴田作品は、この構図と対比に関して本当に絶品だと思います、

 (袴田ファン必須です。

百合物件

ささめきこと

 
ささめきこと 1 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
(2007/12/22)
いけだ たかし

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 2009年7月現在で4巻まで刊行。続刊。

 これは、一話目の印象は別として考えたほうがいいのかもしれません。
 物語が進めば進むほど作品形態は、いかようにも変更可能になってきていて、百合という区分で語るには狭すぎるような気がします。4巻の過去編で百合分が戻ったとはいえ、どちらかというと 「うる星やつら」等の学園コメディに近い気すらしますね。
 いたるところに見られる、コミカルなアプローチやサービス、読者を飽きさせない為のギミックが、見事なだけに、そういった印象を抱いてしまうのでしょう。
 さすが商業誌で書かれるプロフェッショナルな漫画家の作品という感じです。筋金入りという言葉を使ってもいいでしょう。
 きっと影響を受けた物が多岐にわたるのでしょう、それらを自らの中に取り込み、血肉となったレベルで、しっかりと表現されています。
 映像出身だそうですが、フレームで捉えてカットで繋ぐというコマ割りは見事というしかありません。そういった部分も見所です。

 季刊エスで作者が語っていたとおり、村雨さんは記号としてのキャラクターという性格が強く、本当に立ち位置は男性に近いです。
 恋愛経験の乏しい女の子の、嫉妬感や独占欲というものが、身近な人間に向けられというのは、非常にわかりやすい表現のような気がしました。
 現状では、もう一方の風間というステレオタイプなキャラクターがいてこそ、百合としての形態が整っている感じです。
 バランス的には、純粋な百合作品ではなく、もう少年漫画ですね。

 ただ、一般読者が「青い花」での「万城目ふみ」に過剰な反応を示しているところを見ると、このあたりのバランスが丁度良いのかもしれません。
 百合専門の読者以外にもアプローチするというのは、大切なことだと思いますから。特に、この作品は専門誌ではなく、一般誌での連載なので尚の事でしょう。

 しかし、恐らく続刊ではかなり百合方向にシフトするのではないでしょうか。
 私個人の勘でしかありませんが、恐らく、二人の関係が成就していくことになるのでしょう・・・。(ハズレるかもですが;

 どちらに転ぶにせよ、今後も絶対に目が離せませんね。
 (アニメ化されるとか、なんとか。

乙ひより

かわいいあなた クローバー

かわいいあなた (IDコミックス 百合姫コミックス)かわいいあなた (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2007/07/18)
乙 ひより

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※※※

クローバー (IDコミックス)クローバー (IDコミックス)
(2008/10/18)
乙 ひより

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※※※

 ついつい登場人物を応援したくなってしまった、ということは「読者を味方につけた」ということであり、すなわち感情移入させたということになります。
 受け取り手に、共感意識を持たせるということは、漫画や音楽、映画の中では、非常に大切な部分を占めています。
 ただ、ジャンルの中にはモードという物があり、各々で目的が全く違ってくるので、何が正解であるかは、まさしく個人の好みに委ねられるわけです。

 例えば、音楽は非常に細分化が進んでおり、目的意識を読み取りやすい媒体と言えるかもしれません。

 音楽の中に演奏力というファクターがありますが、その面だけでも、おおまかに分けて表現力を重視した場合と、訓練されたテクニックだけを聞かせるものに分けられます。
 個人の味、表現力という曖昧なものと、反復という積み重ねにより得られた尊い技術、という感じですね。
 滅茶苦茶な演奏でも、その味を好む人がいるでしょうし、機械的で面白みのない演奏でも、その裏にある努力を読み取って感動する人もいるかもしれません。
 どちらに共感するのかは、受け取り手の自由です。

 以前の音楽の世界では、ケルト地方の民族音楽しかやらないとか、古典的なリフレインを持つハードロックしかやらないとか、目的意識がハッキリしていたんですよね。
 つまり、各々で特化されている場合が普通だったので、好みを見つけると、まるで自分の人生の一部かのように深く共感する人が出易かったのです。

 ただ、現在一般的に聞かれている音楽はあくまで商品であり、メーカーが利益追求の為に販売しているだけにすぎません。企業を運営していく利潤を得る道具でしかないのです。
 それは、電子レンジやテレビなどの家電製品と全く同じ扱いなのです。ですから、流行性と大衆性等という作品根本に関わる問題以前に、量産できるか? コストを出来るだけ抑えられるか? 等の部分がより重要視されるわけです。
 最近の音楽がつまらないと言う意見が多いのは、それが進みすぎた為に企業側が安全パイを求めすぎ、同じようなパターンのものが乱造された結果です。沢山売る為に一つの音源の中に、バラードもあれば、元気の出る応援ソングもあり、ダンスナンバーも詰め込まれている。
 ごった煮が進みすぎれば、それは似たり寄ったりのファストフードでしかありません。

 つまり、特化された部分が無いんですね。

 一つのジャンルが流行ると、同じ作風を乱造する。クオリティが著しく高いはずの、メジャーの音源がつまらない理由はそこにあると言えるかもしれません。
 品質が高くても、同じようなものが続けば人間は飽きてしまう生物です。いくら素晴らしいものでも、何を追及しているのか目的を理解できなければ、共感は得られないものですから。

 その点、インディミュージックは、そもそも売ることを目的としていないので、下手で稚拙な場合でも特化されていることが多く、深くのめりこんでしまう方が出てくるのかもしれません。

 この方の書く物語は非常に爽やかで、アッサリとしていますが、逆にそこに独自性を感じます。
 あえて誤解を招く言い方をすれば、まるで同人作家のような作風なのです。

 集金の為に製作された道具ではなく、作者の愛情が登場人物に乗り移っているような気がしてしまうんですよね。
 恐らく、細かな仕草や丁寧な感情表現による効果なのでしょう。
 そういった、拘りの姿勢は「百合」というジャンルと相性が良いのかもしれませんね。
 
 この方の書く物語が本当に好きでたまりません。それは、私の好みだからなのでしょう。

百合物件

リンケージ

リンケージ (IDコミックス 百合姫コミックス)リンケージ (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2009/06/18)
倉田 嘘

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 背景画や人物が劇画調でありながらも、記号としての表情も織り交ぜられ、それが独特のイメージを醸し出している作品ですね。
 絵が上手く、テクニカル系なので、そこに意識がもって行かれがちになるかもしれません。人物と背景が同じ線で書かれていて、物語に集中できないのかも・・・。
 逆に言うと、妥協なき作者さんのプロ意識が炸裂しています。お疲れさまです。

 タイトルにもなっている「リンケージ」というエピソードは出色の出来かもしれません。
 作中ではエルが「女性形」という部分を強調してはいましたが、これは「男×男」でも「男×女」でも、どのようなパターンでも成り立つ話しだと思いました。相手がアンドロイドという特殊性もあるのかもしれませんが・・・。
 しかし、だからこそ本来無機質な存在であるはずのアンドロイドに愛情を注ぎ、そに感情が生まれていく様は、ある種のカタルシスを引き出しているのです。
 お互いの愛情がクライマックスではなく、悲しみを最後のキーワードに持ってきたことも良い方向に作用しているように思いました。

 しかし、誤解を恐れずに言うならば、この話しは「百合」である必要がないんですよね。

 ただ、あえてそれを「百合」というフィルターに通したことにより、精神の繋がりという部分をより強く見せているのではないでしょうか。

 このジャンルで最も重要視されるのは、心と心の繋がりであり、ぶつかり合いです。
 それが表現されるのであれば、まさに成功と言って差し支えないでしょう。

 個人的に思うのは、この作者さんは非常に表現形態が多様な気がするので、百合に限らず何でも書ける実力があるような気がしました。器用な方なんでしょうね。

百合物件

リスランタンプティフルール

リスランタンプティフルール(まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)リスランタンプティフルール(まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
(2009/05/12)
さかもと 麻乃

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 作者さんも後書きで少しだけ触れていましたが、とにかく「ファンタジー」の一言につきます。マリ見ての世界観を、もっと現実離れした方向にシフトさせたイメージですね。
 具体的に言うと登場人物の性格になります。
 百合というジャンルを好きな人がイメージする「お嬢様的なキャラクター」が持つステレオタイプを、これでもかと詰め込んでいます。
 とにかく、こういった女の子達は現実には絶対存在しません。荒唐無稽ですらあります。

 しかし、そのありえなさが「百合」というジャンルの中では様式美として機能するんですよね。そこが他と違う部分であり、面白いところなのかもしれません。そしてそれは、読者のイメージする人物像が各々で固定する効果を生む場合があります。本来は書ききれなかった部分まで、読者が勝手に補完してしま可能性があるということです。

 現状では「百合」の線引きもかなり曖昧ではありますが、この作品は70年代のS作品のように湿った感情論は一切なく、学校生活で普通に起こりえる範囲の問題提起しかなされません。
 登場人物もストーリーもファンタジーでありながら、、精神世界はいたってノーマルなんですよね。
 こういった踏みとどまり方というのは、キャラクターや作品世界に安心感を抱きやすいものです。

 また、ホンワカとしたイメージを「徹底」させたのが、この作品の勝因でしょう。
 余計な夾雑物は一切ありません。この世界だけを堪能してください! という強力な方向性が感じられます。
 「お嬢様」のみ! あとはよきにはからえ! という思い切りがあるのです。
 それしか書かないという意思は、読者に伝わりやすいですからね。

 肉体的な部分を挟むと、それは「百合」とは認めない。という方にオススメできる作品です。
 個人的には、この作者が書かれる「コギャル系」のキャラクター(後書きで書かれていたような)が見たいですね。
 (在庫がなくなると、入手困難になるかも。気になる方は、買っておいたほうがいいですね。

袴田 めら

この願いが叶うなら

この願いが叶うなら (IDコミックス 百合姫コミックス)この願いが叶うなら (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2009/07/18)
袴田 めら

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 冒頭、これはいつもの袴田作品とは毛色が違うかもしれない・・・。と思わせてくれる場面が出てきます。けれど、やはり最後はいつもの袴田節炸裂で終了、という安心して読める内容です。

 基本的に、この方の書く人間に「悪人」はいません。どうしようもなく「性格の悪い子」はいますが、悪者はいないのです。それが今回も守られていますね。

 月子は「最後の制服」に出てくる「紅子」と同じタイプですね。袴田作品伝統の黒髪ロングストレートの美人で、お約束どおり「性格が悪い」です。欲望に忠実で相手のことを考えず前に進むタイプ。しかも、その進み方が独特で、猪突猛進ではなく「ひたひたと秘密裏に暗殺計画を練っている」というようなイメージ。
 つまり、迷惑な行動力を持ち、且つ粘り強いという性質の悪さを持っているのです。さらに「外から見ると」飄々としていて、本当はトラブルの起因のはずが、他人を通してそのトラブルが顕在化する為に、一見普通に見えるから手のつけようがありません。
 一方、海は「まず相手の気持ち」を考えるタイプで、袴田作品では短編等でよく見かけるタイプの子です。痛々しいくらいに気を使ってしまい、それが逆に相手に「重い」とすら感じさせてしまう…。
 両方とも実はドロドロとした、他人にはとても言えないような感情を持っているのにも関わらず、袴田ワールドはそれを汚いと見せることはありません。

 こういった美人で押しのある人間と、かわいくて気弱で悩むタイプの対比を書かせると、この方は本当に絶品ですね。
  この物語でも、月子が海に手を出したのは単なる欲望からですが、海側の事情はかなり切迫した状況あってですから。

 あくまで私個人の感想ですが、どうもこの方はベッドシーンを書くのに向いてないのかもしれません。こういったシーンを入れなくても、独特の間と台詞で読ませてしまう実力があるので、蛇足気味に感じるのかもしれませんね。
プロフィール

すみれ

Author:すみれ
 百合漫画、百合要素のあるものを紹介するブログ。それ以外のものも若干あります。

 評論、レビューではありません。とりとめのない話です。

 アフィリエイト等のクリック数を稼ごうとするサイトではありません。

 あくまで個人的な感想であり、他に異を唱えるものではありません。

 紹介作品は新旧まざっています。探したい作品があれば「全ての記事を表示する」を使ってください。

 ものによっては大幅なネタバレがあります。

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