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その他

いつだって成長できる。

 「恥知らずのパープルヘイズ」はJOJOの奇妙な冒険第五部(黄金の風)の半年後を書いたノベライズです。
 一世を風靡した人気漫画と、実力者である上遠野浩平氏のコラボレーションとして話題になりました。

 
恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-
(2011/09/16)
上遠野 浩平、荒木 飛呂彦 他

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 主役として、新しく命を吹き込まれた「パンナコッタ・フーゴ」は実に不可解な人間です。
 彼の思考には様々な矛盾がありすぎるのです。

 冷め切っているのか、燃え滾っているのか。
 人が嫌いなのか、求めているのか。
 殺したいのか、助けたいのか。
 達観しているのか、後悔しているのか。
 空虚なのか、希望をもっているのか。

 紹介されているプロフィールと、彼の行動には様々な矛盾がこめられているのです。

 それは、彼が成長途中であるからなのでしょう。
 悩み、傷つき、戦い、成長していく人間だからです。

 矛盾とは、彼が成長する為の過程でしかないのです。


 「人生とは何か、人生はつまるところ、理不尽だ」ヴラディミール・コカキ


 たしかに、理不尽だらけであるでしょう。
 しかしながら、多くの人間はその理不尽と向き合い答えを出そうとします。
 そこで自分の無力さを感じながらも、多くは歯をくいしばって前に進もうともがくものです。

 これは物語の中だけの話ではありません。現実世界において、大なり小なり皆さんが日常的に行っていることなのです。
 
 その中で、成功というポジティブなものだけではなく、絶望し、終わったと自覚することもあるでしょう。
 しかし、本来そこには正解など無いのかもしれません。ネガティブな要素が利益に繋がることもあるからです。後退することこそが、遠回りな前進の場合も存在します。

 一歩踏み出すことが出来なくとも、それが見出した「答え」であれば、それでいいのかもしれません。
 諦めて白旗をあげてしまっているという人でも、そこに至る過程はあったはずです。
 その過程が逃避だったとしても、到達地点に向かうまでの道のりが存在する限り、人は歩いたということになります。たとえ、たどり着いた先が行き止まりだったとしても。

 そして、時間が経てば行き止まりだった場所にも変化があるかもしれません。
 その変化に気づけるのか、見てみぬフリをするのかは、わかりませんが…。

 どのようになるのかは本人次第です。


 「私は、振り返った方がいいのかもしれない。あの丘を越えて後戻りする道を」ジミ・ヘンドリックス


 前を向いて進んでいくのか、後退していくのか…。
 そこには本来、強さや、弱さは関係ありません。他人に誇るものでもなければ卑下することでもありません。

 逃げることを選択して恥と感じるということですら、自分の選択でしかないのです。

 この物語で使用されているガジェット「スタンド」は、概ね戦いに使用されるものです。そして、スタンド能力同士の戦いは、精神の削りあいです。相手の心を屈服させることが重要になります。

 しかし、それだけではなく、そもそもスタンドとは自分の鏡であるはずなのです。
 結局のところ、問いかけるべきは自分であり、答えはその中にしか存在しないということなのでしょうね。

 ただ、答えがどうであれ、人はいつだって「成長」できるのは間違いありません。
 いつだって「成長」は、それを望むものを待っているのですから。

 ブチャラティ。アバッキオ。ナランチャ。そしてフーゴ。
 彼らが見せてくれたように。

 Red House:Jimi Hendrix
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プロフィール

すみれ

Author:すみれ
 百合漫画、百合要素のあるものを紹介するブログ。それ以外のものも若干あります。

 評論、レビューではありません。とりとめのない話です。

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 あくまで個人的な感想であり、他に異を唱えるものではありません。

 紹介作品は新旧まざっています。探したい作品があれば「全ての記事を表示する」を使ってください。

 ものによっては大幅なネタバレがあります。

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