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その他

マドモアゼル・モーツァルト

 マドモアゼル・モーツァルト (1) (福山庸治選集 (1))

 1989年~1990年連載。
 モーツァルトが女だった…。という逆転物です。

 しかしながら、百合的な展開は全くないです。劇中、コンスタンツェと結婚したりしますが、女性同士の恋愛感情が書かれたりというシーンも一切ありません。それどころか、コンスタンツェは女性としてのモーツァルトを拒絶すらします。
 結局は、全編にわたってサリエリがモーツァルトを病的に追い掛け回すという展開ですね。

 女性だったという設定ではありますが、ここに表現されているモーツァルトに性別は意味はないのかも…。

 周囲の事情で「男性でないといけない」という面はあるのですが、肝心の本人が性差というものを疎むシーンが殆ど無いですし。

 彼女は、自分の作品がいかに素晴らしいもので、他人を狂わせてしまうほどの才能があるということを隠そうともしません。
 つまり、映画の「アマデウス」に出てくる像をそのまま継承したようなキャラクターなのです。
 時代背景的に、女は作曲家になれないというジレンマはあるとはいえ、恐らく自身が性別はどちらでもいいと思っているのではないでしょうか。

 父親の為に、天才音楽家を演じ続けるということに疑問を感じるような場面や、サリエリとの関係を通して父の呪縛と戦う、というシーンもあるにはあるのですが、それすらも自己完結してしまいますしね。

 全く考えていないというわけではないでしょうし、繊細な表情で描かれている時もあるのですが。
 まぁ、明るいキャラクターなので…。

 彼女にとって大切なのは、楽しく生きるということと、音楽を創作するという部分であり、性別は二の次なのでしょう。


 絵を見ているだけで、音楽が頭の中に聞こえてきます。
 読後が非常に爽やかで、名作の誉れ高い作品です。
 機会があれば、是非。
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プロフィール

すみれ

Author:すみれ
 百合漫画、百合要素のあるものを紹介するブログ。それ以外のものも若干あります。

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