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百合物件

まんがの作り方

まんがの作り方 2 (リュウコミックス)まんがの作り方 2 (リュウコミックス)
(2009/08/20)
平尾 アウリ

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まんがの作り方 (1) (リュウコミックス)まんがの作り方 (1) (リュウコミックス)
(2009/02/20)
平尾 アウリ

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 2009年12月現在で2巻まで刊行。続刊。


 私には、百合というよりも製作者の気取らない誇りのようなものがチラホラと見えたような気がします。

 帯に踊っている「新感覚」という煽りはどこから来ているのか? ひょっとすると、ドロドロとした粘着質な部分が無く、サラリと物語が進んでいく部分を指しているのかもしれない等と無駄に考えてしまいました。
 けれど、内容はそういった思考する部分は皆無で、文字通りサラリと流れるように進んでいきます。

 「まんがの作りかた」と、かなり意味深なタイトルがついていますが、登場人物達の「漫画を書く」という行為自体に、生きていく為に仕事をするという方向性は薄いです。
 自らの表現の結露のようなものを求めて試行錯誤をしているという感じでしょうか。

 漫画に限らず、何か目標を設定し突き進む若者の姿が「格好つけないという格好をつける」という範囲で表現されているような気がしますね。

 お気楽というポーズを被りつつも真剣さという誠実な気持ちを持った若者の姿がそこには、はっきりと書かれています。
 物を作り出し表現するという尊い作業に対しての幻想が詰め込まれているような気がしました。

 漫画、絵、役者、音楽に魅入られた人間は真剣であればあるほど、犠牲にするものが多くなります。
 昔から「絵描き、役者、音楽家とだけは結婚するな」と言われていました。それは当然のことであり、そこで結果を出せる人間はごく僅かだからです。
 しかも、いくら命をかけて表現していても「結果=稼ぎ」がないと、他者からは「遊んでいる」としか言われない世界でもあります。

 しかし、そんな辛い状況でも、苦しみながらも何かを表現するという行為を通して、飢えを乗り越えている人間もいるということです。

 この作品を普通に読むならば、周囲5メートルで完結するという世界の中で、絶妙な台詞回しを堪能できます。
 読み物として優れていますね。
 お決まりの脚本等のように進む話ではないということです。
 こういった文才の方向に実力のある漫画を読むのは、個人的に好きですね。
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すみれ

Author:すみれ
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