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百合物件

少女セクト

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(2006/04/19)
玄鉄絢

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 2006年発売と、かなり昔の作品になります。当時はアマゾンで書籍売り上げ二位になるほど人気作でしたし、またOVAも製作されたということで、あらためて少女セクトはなんだったのか、書いてみたいと思います。

 成年指定は受けていませんが、明らかに直接的なポルノと呼べる部分がありますので、そこも含めての評価ということになるとは思うのです。どうしても、そこは避けて通れません。

 この物語を読んでいくと、すぐに藩田さんと内藤さんの見た目から受ける印象が、実は全く逆であるという古典的なギミックがすぐに目につくはずです。
 藩田さんは、とにかく一途であり繊細な心を持った子であり、内藤さんは、ガサツで粗暴と呼べる部分さえ持ち合わせています。
 その内藤さんの行動が曲者で、割合にして百合の世界で語られる純愛とは程遠い行動を多々見せます。所謂、二丁目のノリとでも言うのでしょうか。ゲイやドラァグクィーンの醸し出す「軽薄さ」が出ているんですよね。

 同性愛の世界というのは、アルコールにまつわる「軽薄さ」が部分的に存在します。
 セクシャルマイノリティの僅か一部分ではありますが、夜の世界で生活しているというのは事実ですし、そういった方は心に傷を持った方が少なくありません。
 彼らの醸し出す表面的な「軽薄さ」とは、夜の世界という隔離された場所で生きる為の術なのかもしれません。
 (あくまで極僅かの例でしかありません、大多数は一般社会で生活しています)

 何も考えていないわけではないのです。
 常に何かに追い立てられていると言っても過言ではないでしょう。
 将来に対する不安。肉体を変化させたことによる弊害。
 それらを全て抱えて、しかし、それでもそうやってしか生きられない自分。
 生きることに敏感なんですね。きっと・・・。

 軽薄というのは、それらの裏返しでもあるのです。

 この物語ですぐに肉体関係にまでいってしまっています、気持ちのやりとりを無視しているかのようです。
 大抵の場合、百合漫画で求められるのは「純愛」であったり「繊細な気持ちのやりとり」だったりするはずです。

 少女セクトは、そういった一般的な気持ちのやり取りを書きつつも、セクシャルマイノリティの持つ「軽薄な」部分も表現したかったのかもしれないと思いました。

 セクトとは、元々否定的な意味を持つ言葉です。反社会的な行動をするカルトと言えばいいのでしょうか。

 きっと、この作品は「純愛」や「お嬢様」で溢れていた、当時の百合作品達に何か一石を投じたかったのかもしれませんね。
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