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百合物件

スケバン刑事if

スケバン刑事if (MFコミックス)スケバン刑事if (MFコミックス)
(2004/06/23)
和田 慎二

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 百合展開・・・。血で血を争った二人の百合展開・・・。
 和田御大の暴走だったのか、それとも・・・。

 この物語は、スケバン刑事を読んだ人にしか理解できないカタルシスに彩られていますね。
 登場人物名は、麻宮サキが天宮佑希、海槌麗巳が氷室麗華に変更されてはいるのですが(この名前のセンスも和田御大らしい・・・)けれど、結局のところはサキと麗巳の物語でしかありません。

 戦いの中で強さを見せるサキと、悪の華ともいうべき麗巳、二人に共通するのは孤高であるということにつきます。正反対の二人ではありますが、各々の道で極限の美しさを放っているのは間違いありません。

 そんな二人が交わることがないのは当然のことでしょう。水と油どころか、液体と個体くらい離れています。それを描いたのが名作と呼ばれた第一部だったのです。


 麗巳は言います「サキ あたしはあんたを待っていたのかもしれない。あたしは今人生に感謝している。一生に一度会うことがあるかどうかという敵にめぐり合わせてくれた人生に…」


 第一部でサキと戦った麗巳を見ている人には、最終決戦で至った気持ちがわかるはずです。
 打ちのめされてしまったが故に、サキの中の美しさを認めそうな自分。しかし、悪は悪として貫き通すという心構え。何よりも自分が「麗巳」という存在であるという強靭な自負心。

 それを知ったうえで、Ifを読むと「殺したいけれど、それでもなおサキという存在が好きになっていた」という気持ちがより大きく感じられるはずです。
 何十年も経って、ようやく麗巳の思いが遂げられたような気がしてしまいます。

 やはり、美しいお姉さまには美しい人が似合うものです。
 それに、案外と相性はいいのかもしれません。二人とも一芸に秀でている人間なので、何かを感じあってもおかしくないと思います。また、何よりもお互いに心を許せる人物がいないという共通点もありますしね。
 実際、二人のやりとりをみていても、尊重しあっていてかなり良いコンビに見えました。

 ※

 なぜ、和田御大は危険を冒してこの作品を書いたのか? まさに読者の気持ちそのものを代弁するように後書きに記しています。

 「もう一度サキと麗巳に会いたかっただけなのかもしれない」

 本当にそんな感じですね。誰よりも作者自身がキャラクターを愛しすぎてしまっているのでしょう。

 私は、それに是非を求めたくはありません。
 キャラクターの生殺与奪の権利は、生み出した者こそが持っているのですから。
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すみれ

Author:すみれ
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