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袴田 めら

会長と副会長

会長と副会長 (IDコミックス 百合姫コミックス)会長と副会長 (IDコミックス 百合姫コミックス)
(2010/09/18)
袴田 めら

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 今回も袴田節全開で、期待を裏切ることはありません。

 この物語、袴田作品で見られる自由奔放型の人物(如月や望月系)が会長として設定されています。その人物が副会長を好きになり、お話しが進んでいくのかと思いきや・・・。実は、全編通して副会長側の目線からのストーリーなのでした。
 受け的意識の強い人物が主人公なので、モヤモヤとしたもどかしさが強く、小骨が喉にひっかかるような印象を抱きますが、細かなエピソードの積み重ねで説得力を確保していきます。
 なんというか、小細工無しで心の動きのみを書き上げた感じですね。

 会長と副会長なんて現代萌え的なタイトルですが、70年代少女向け百合作品のように細やかで丁寧な作品とでも言えばいいのでしょうか。
 それでいて、ほんわかとした絵柄の中で見せる、飄々とした一瞬のドス黒さという袴田節が見事に展開されていきます。

 きっと、奇麗事だけではすまさない。すまされない。という強靭な芯を常に持ち続けているのでしょう。
 それが会長側の吐露に形になっているのだと思います。そして、それでも答えずにはいられない副会長。
 その屈折した揺らめきは、袴田作品に常に見え隠れするものだと思います。

 ほのぼのした絵柄で覆い隠された中で見る、消えかけの篝火のような狂気。
 紙一重の「天国か地獄」のような世界を淡々と見せる・・・。

 普通に意識すれば絶対に感じない程度のものですが、その意識しなければ感じ取れないという部分が絶妙なのだと思います。

 私がこの方の作品を追い続ける理由が、全て詰まっている気がしました。
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