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その他

機動警察パトレイバー the Movie

EMOTION the Best 機動警察パトレイバー 劇場版 [DVD]EMOTION the Best 機動警察パトレイバー 劇場版 [DVD]
(2009/10/27)
冨永みーな、古川登志夫 他

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 押井守監督作品です。
 GWということで、何か映画をと思っていたのですが、電気屋さんで1000円で売っているところを発見、即買いました。VHSのビデオで見てから、おそらく10年ぶりに見たのではないでしょうか。
 新宿の映画館で見た記憶もありますが、それがパトレイバー2だったのか何だったのかハッキリしません。
 つまり、結構古い映画だということです。

 内容がOSやコンピューターウィルスを中心にしているので、古さを感じませんでしたが、これギリギリ80年代の映画なんですね。もう20年以上前の映画ということになります。
 当時のPCのOSは殆どがDOSだったのではないでしょうか。そんな時代に主題に持ってくるとは、なんという先見性でしょう。
 
 この時点で押井節が炸裂していて、完全に作風が固まっていたんですね。
 旧約聖書の引用や、風景を見せて音楽を流すというお約束も当然入っています。
 これは、刑事さんが必死に捜査している場面なのですが GHOST IN THE SHELLでお馴染みの不協和音っぽい音楽で、引き込んでいく手法です。

 驚かされたのは、アニメや漫画的な手法が随所に残されていたところです。
 オチで人物が凍ったり、顔がデフォルメされたりなど「うる星やつら」等で見られたギャグ的要素を排除していなかったんですね。
 現在の作風ばかり見ていると、ちょっと信じられないような感覚になります。

 缶ジュースのプルトップが引っ張るものだったり、携帯電話がなかったり・・・。この20年で飛躍的に様々なことが進化したのだなぁと・・・。何度も何度も感じてしまいました。


 私は、パトレイバーという作品自体「ゆうきまさみ」氏が全て手がけて、漫画を描いていたものだと思っていましたが、様々な面で色々な方が関わった大きなプロジェクトだったようです。

 漫画は、あまりにも考え抜かれたコマ割を持つ作品だったので、非常に記憶に残っています。
 なぜ、作者が映像のカットを意識した絵を描いていたのか、理由は知りませんが、今思えば「見せ方」という一点のみ、押井監督との相性は良かったのかもしれません。

 というわけで、久しぶりに原作を読みたくなってしまい、更に機動警察パトレイバー2のDVDを捜すことになってしまいました・・・。

 そんなGWでした。

百合物件

エンジェルエンジェルエンジェル

エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)
(2004/02)
梨木 香歩

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 最近、本棚の奥から発掘されました。
 あまり記憶にないですが、巣鴨かどこかの本屋さんでタタキにつられて買ったものだったはず。
 他にも沢山買った時のついでだったので、内容もあまりおぼえていなかったのですが、今回改めて読んでみました。非常に短いお話で、三十分もあれば終わってしまう内容です。

 誰かに「これは百合物なのか?」と問われると「違います」としか答えられません。
 しかし、私にとっては微妙な百合成分を感じる作品でした。

 このジャンルに対し、最近の萌え化した百合が嫌いな方もいれば、大好物な方もいるはずです。
 精神的なつながりを重要視される方もいれば、肉体的な艶やかさを求める方もいるはずです。
 一人一人で百合の定義は違いますよね。

 この小説では「戦前の女学校」が出てきます。
 ジャンルとしての「百合」という言葉は新しく、戦前は存在しない言葉なので、そのあたりを「百合」と呼ぶことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんね。

 ただ、男女七歳にして席を同じうせずといわれ、隔絶した世界で生きていた女の子達の間で生まれる「擬似恋愛」的な感情は非常に「百合」要素が高い気がします。
 そもそも吉屋先生の生きていた時代なので、そちらこそが本来の姿であり定義そのものなのかもしれません。
 エスなどという言葉が、百合に変わっただけなのかも。

 年頃の女性同士の間で、憧れと、嫉妬というものが強く発揮されるのは、相手を思っているからこそでしょう。少なくとも無関心ではいられないということですから。
 しかし、大半は思春期の一瞬で、その気持ちは霧散してしまいます。最初から何も無かったかのように綺麗さっぱりと。
 若さゆえのはつらつとした肉体に、跡形も残らない気持ち。

 やはり「百合」に一番似合う言葉は「儚さ」なのでしょうか。

その他

からくりサーカス 魂の燃焼、その先へ・・・。

 ※この作品は「百合」とは何の関係もありません。



 藤田和日郎氏の「からくりサーカス」は1997年~2006年の作品です。単行本は全43巻で完結。
 大人気だった「うしおととら」連載後の発表でしたが、期待に応える素晴らしい内容でした。
 週刊少年漫画雑誌にて良作を連続させることは非常に困難なことではありますが、藤田氏は見事に成し遂げたと言えるでしょう。

 この作品は、用語やガジェットが多く、ストーリーも凝った展開を見せますが、テクスチャーを剥ぐと単純明快だったりします。
 すなわち「少年が成長し、巨悪と戦い、女性を守る」というものです。おそらく、少年漫画という枠内における作者の集大成だったのでしょう。
 元々、暗い感じの短編を書かれていた方ですが、それすら盛り込みつつ「生きる」という部分を、魂の燃焼にまで昇華させています。


 「しろがねOは睡眠など必要ない・・・私はまだまだ起きていたいんだ・・・」 ジョージ・ラローシュ


 読んでいて最も力が入るのは、やはり「登場人物の死に様」ではないでしょうか。

 かの「太陽にほえろ!」というドラマでは「殉職」が大きな山場になっていました。
 俳優の「こうやって死にたい」という望みが、脚本家や番組スタッフに取り入れられていたのだそうです。

 Wikipediaによると、萩原健一さんと松田優作さんは全く違ったアプローチをとったようです。
 萩原さんは雄雄しく散っていく様を考え、一方の松田さんは死にたくないという生への渇望を演じたとのこと。
 死をどのようにむかえるのかによって、人間性を表現しようとしたのですね。つまり、死に様で人となりが、全てわかってしまうということでしょうか・・・。

 からくりサーカスでは、様々なキャラクターに死が用意されていますが、共通しているのは「魂を燃焼させるほどの戦いを見せた」という部分かもしれません。

 今ある生に対して言い訳をせず、ひたすら前に向かって進んでいく。それも待ったなしで・・・。
 個人個人の主義主張はありますが、自らの美学のようなものを守り、壊さない為に進み続けているような描写が非常に多かったですね。


 「今、人間達は命をかけて自分の舞台を踏んでいるのさ」 ギイ・クリストフ・レッシュ


 劇中に様々なキャラクターがお亡くなりにっていきますが、その中で基本的なルールが一つだけあるような気がしました。
 それは「悪事を行ったものが死ぬ」ということです。
 過去に人を傷つけたことのあるもの、悪事を行ったもの。それらが最終的に自分の命で清算させられていたのかもしれません。

 パンタローネ、アルレッキーノ、コロンビーヌは当然なのかもしれません。後はヴィルマ、アシハナの二人は元殺し屋なのでこれも仕方がないですね。
 ギイは・・・。彼の過去まで知っている読者としては、これも納得なのかも・・・。

 他の人を踏みつけにして幸せを求めてはいけない、というメッセージがありましたが、キャラクターの死はこれと密接な関係にあったのでしょうね。


 「さて何を書こうか、考えているうちに・・・、たっぷりあったはずの時間は過ぎていく・・・」 ルシール・ベルヌイユ


 生は短い。
 その中で「魂の燃焼」を可能にさせられるものは、人によって違います。

 人は人生の中で見せ付けられる出会いや別れ、喜び悲しみを敏感に受け取ります。誰もがそれを毎日繰り返しています。
 それを避けて生きることは出来ません。不可能です。
 死を意識した人ならば、なお更でしょう。

 そんな死を意識した毎日の中で、いつかきっと何かを捜し求められる。
 心の中にある、言葉では表現できない得体の知れない何かを説明し、表現できる。
 と、信じて毎日を生きている人がいたりします。

 藤田和日郎氏は「魂の燃焼」を可能にさせられるものを見つけ、実践している人なのだろうと思いました。
 それは、長い時間を投資し身につけた、尊い技術によってもたらされるのです。

 まるでサーカスの芸人のように・・・。




からくりサーカス (43) (少年サンデーコミックス)からくりサーカス (43) (少年サンデーコミックス)
(2006/08/11)
藤田 和日郎

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 ※百合要素はですね・・・。ありません。ごめんなさい。ヴィルマさんが唯一バイセクシャルっぽいというだけです。
  ちなみに、この作者さんの書かれる女の子ってやたらとウェストが細く表現されていたりします。
  タランダ・リーゼロッテ・橘さんがかわいくて好きでした。
プロフィール

すみれ

Author:すみれ
 百合漫画、百合要素のあるものを紹介するブログ。それ以外のものも若干あります。

 評論、レビューではありません。とりとめのない話です。

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 あくまで個人的な感想であり、他に異を唱えるものではありません。

 紹介作品は新旧まざっています。探したい作品があれば「全ての記事を表示する」を使ってください。

 ものによっては大幅なネタバレがあります。

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